毎年夏になると、「水をたくさんやっているのに木が元気がない」という相談を受けます。暑いから水が必要、という考え方は正しいのですが、やりすぎると逆効果になります。植物の根は水だけでなく酸素も必要としていて、土が常に湿った状態では根が窒息します。
土の表面が乾いてから水をやる ¶
水やりの基本は、土の表面が乾いてから行うことです。毎日決まった時間に水をやる習慣は、土の状態を無視することになります。特に粘土質の土壌では、表面が乾いていても地中に水が残っていることが多い。指を土に2〜3センチ差し込んで、湿り気を確認してから水をやるかどうか判断してください。
朝か夕方に、根元にたっぷりと ¶
水やりは朝か夕方に行います。日中の高温時に水をやると、土の表面で蒸発してしまい根まで届きません。また、葉に水がかかると葉焼けの原因になります。水は根元にゆっくりとたっぷり与えます。少量を頻繁にやるより、一度にしっかり与えて土の深いところまで水を届ける方が、根が深く張ります。
水はけが悪い場所の見分け方 ¶
水やり後に水が地面に溜まり、30分以上引かない場所は水はけが悪いと考えてください。そういう場所に植えた植物は、夏の間に根腐れを起こしやすい。応急処置として、根元の土を少し掘り起こして空気を入れることが有効です。根本的な解決には暗渠排水の設置が必要になることもあります。
鉢植えと地植えでは管理が違う ¶
鉢植えは地植えより乾きが早いので、夏は毎日確認が必要です。一方で鉢の受け皿に水が溜まったままにしておくと、根腐れの原因になります。地植えの植物は、一度根が張れば自然の雨だけで育つことも多い。植えてから2〜3年は水やりが必要ですが、それ以降は土の状態を見ながら判断します。
水やりは庭管理の中で最も基本的な作業ですが、植物の種類と土壌の状態によって正解が変わります。わからないことがあれば、info@silntgardencalm.com までご相談ください。